予防歯科

6ヶ月に一度は来院を
早期発見と、歯のクリーニングが基本です

日本では近年ようやく、歯科定期検診と歯のクリーニングの必要性が注目され出しましたが、予防歯科が進んでいるアメリカでは何十年にもわたり、6ヶ月に一度の定期検診と歯のクリーニング、一年に一度のレントゲン診断が推奨されています。

定期的な検診で虫歯を早期発見すれば治療も簡単にすみます。また定期検診の際の歯のプロフェッショナル・クリーニングでは、厄介な歯垢や歯石を除去し、歯肉炎や歯周病など歯茎の病気を予防します。更に一年に一度、必要最小限のレントゲン診断では、歯と歯の間の虫歯など、目視では発見が難しく、発見した時には大きな虫歯になっていることもある虫歯の早期発見ができます。

プロフェッショナル・クリーニングと通常の歯磨きは、実は大きく違います。虫歯予防の基本は、日々の歯磨きで虫歯の原因となる歯垢を取り除くことですが、磨き残しの歯垢があると次第に石灰化して歯石になってしまいます。いったん歯石になると通常の歯ブラシでは取れないため、放置すると歯肉炎を起こしたり、悪化させて歯周病を発症する原因になります。歯のプロフェッョナル・クリーニングでは、特殊な専用器具を使い、こうした歯石をきれいに取り除き歯茎の病気を予防します。

当院は、患者さまの歯の健康を一生にわたってお守りしたいと考えております。そのため定期検診の際、虫歯などの発見や、歯のプロフェッショナル・クリーニングだけでなく、ご自宅でのケアがきちんと行われているか確認し、改善点をアドバイス、患者さまひとりひとりの状態に合わせたセルフケア指導を行います。またお子さまや歯周病の方には、正しいブラッシングの方法を教える歯磨き指導をし、虫歯予防に効果的なフッ素塗布、虫歯になりやすい奥歯の永久歯の溝をコーティングするシーラントなども行っています。

なお歯科治療で通院中でも、定期歯科検診とクリーニングは必要です。ひとつの歯を治療中でも、その他の歯の虫歯が進行していたり、歯周病が悪化していたりすることがあるからです。予防、早期発見のためにも、定期的な歯科検診をぜひ習慣にしてください。